こんにちは。神戸でフリーランスのWebデザイナーをしている美佳(@LaboPixel)です。
お断りしたのに再びご依頼をいただくって本当?
先日、こんなことがありました。
以前ご相談いただいた方から、再度お声がけいただいたのです。
しかも、過去のお客様というわけではなく、お仕事をお断りした方からのご連絡でした。さらにいうと、以前からの知り合いというわけでもありません。
どうでしょう?あまりこのようなことはないのではないでしょうか。
実はこうして、一度何らかの理由で受注につながらなかった方から再びご連絡をいただくということは、往々にして起きているのです。しかも地方にいながらにして、です。
営業が苦手な私ではありますが、どうしてこのようなことが起こるのか。そこにはほんのちょっとの気配りと工夫を潜ませているからなのですが、せっかくなのでご紹介していきたいと思います!
1.スケジュールが合わずにお断りする際の鉄板メール
お仕事のご依頼をいただくルートにはいろいろありますが、ホームページ経由でお問い合わせをいただくことがよくあります。ご相談者様は制作会社の担当者だったり、個人事業主の方だったりと様々です。
数ある制作者の中から見つけて、お声がけいただけるだけでもありがたいことなのですが、残念ながら全てのご依頼を受けるというのは難しいという現実があります。特に繁忙期には私一人で複数案件を受け持つことになるため、どうしてもお断りせざるを得ないことも。
そういった、スケジュールが合わずにお断りする際には、メールの文面に必ず以下の内容を添えるようにしています。
個人のお客様の場合は単発のご依頼が多いため難しいのですが、相手が制作会社なら効果的です。私のようなフリーランス同様、やはり繁忙期には人の手を借りたい(外注したい)ニーズが増えるのですが、時折抱えている外注先も手一杯…ということが発生します。
そんな時に担当者は仕事を受けてくれるフリーランスを探すわけですが、1から発掘するのはまぁ大変です。やっと見つけたフリーランスがちゃんと仕事をしてくれるかどうかもわかりません。そんな時、上記のような丁寧な断りメールを送るフリーランスがいたとしたら…。
気遣いもできそうだし、当てのない所から探すよりは、一度依頼してみようかな…となりませんか。なりますよね。なるんです。
会社員のように明日の保証がないフリーランスですから、とにかくお問い合わせには丁寧に真摯に返信することが大事です!
2.予算が合わずにお断りする際に送るメール
次はご予算が合わずにお断りするケースを考えてみましょう。「安ければ何でもいい」という方を除けば、大体のご相談者様は「(予算があれば)いいホームページを作りたい」と考えているはずです。
特に自分で事業を立ち上げようとされる方の中には、ご自身でいろいろと調べて勉強してからご相談されるケースがあります。その方たちは無料で作れるWebサービスの存在を知りつつ、わざわざご相談してくださるのですから、当然より良いホームページを作りたいと願っているはずです。
私としてもできる限りお力になりたいものの、やはり工数を考えるとお値引きができずお断りするケースもあります。そんな時には、このようなメールを送るようにしています。
こうしたメールを送ると、一度でやりとりが終わることはなく、何度か続くことになります。結果的に受注につながらなくても、時期をずらしてご依頼いただくケースもあります。
まとめ
お見積書を作ったり、作りたいサービスの相談に乗って考えたりするのって、料金はいただかなくとも意外と時間がかかるんですよね。
はじめは「見積書作成を有料にしたいな」なんてことを考えていたのですが、それよりはせっかくの機会を生かしたいと考え始めたのが、上記のようなメールを送るようになったきっかけです。
だってね、世の中溢れるほどいるWebデザイナーの中から私を見つけて連絡をくださったんですよ。プッシュ型の営業が苦手な私としては、この接触機会に私の良さを知って欲しいわけです。多少お節介かもしれませんが、お断りするにしてもご提案はしっかり忍ばせちゃってます。
全ての人はお客様候補。今でなくとも、3年後にはお客様になってくださるかもしれない。そんな思いでお返事してみてはいかがでしょうか?